11月16日(日)、香川県立ミュージアムにて開催されている「第89回香川県展覧会」で、晴眼者と視覚障害者が共に彫刻作品を鑑賞する催し「みるって何だろう?」が行われ、本校美術デザイン系の生徒2名が参加しました。
鑑賞会では、生徒が視覚障害者の参加者へ作品の形や質感を言葉で伝えながら、対話を深めていく貴重な体験をしました。
言葉だけで作品を説明する難しさや、色をどのように伝えるかという課題に向き合いながら、生徒たちは“伝える力”と“作品を見る姿勢”について多くの学びを得た様子でした。
触察によって形を素早く把握する視覚障害者の方々の鋭さや、細部まで理解しようとする姿に、大きな驚きと刺激を受けました。
「見えているはずの自分が、どれだけ表面だけしか見ていなかったのか気づかされた」という声もありました。
活動後には、「いつかあなたたちの作品もみてみたい」と温かい言葉をいただくなど、短い時間ながら深い交流が生まれました。
今回の体験を通して、作品制作において細部まで真剣に向き合う姿勢の大切さを実感し、新たな表現分野への興味を広げています。
| <<前のニュース | 次のニュース>> |